甲府戦に向け、練習に励む徳島の選手たち=徳島スポーツビレッジ

 J2徳島ヴォルティスは10日午後7時から、鳴門ポカリスエットスタジアムで7位のヴァンフォーレ甲府と対戦する。後半戦は連勝がなく、上位との勝ち点差が広がりつつある。J1昇格争いに踏みとどまるためにも得点能力の高い外国人FWを擁する強敵を破り、勢いを取り戻したい。

 前半戦を終え、ロドリゲス監督が「最後まで昇格争いに絡むだろう」と警戒感をあらわにした甲府。6月29日のアウェー戦では1―0で勝ったものの、プレスやパス回しに苦しみ、ボールを保持して攻める徳島らしさが出せなかった。

 前節の新潟戦も攻撃がやや単調になり、中央を固める相手を崩せなかった。「スペースがなく、アイデアもなかった」とFW河田。今週はサイドを広く使った攻撃や攻守の切り替え、プレスの連動性などを意識して練習に励んだ。河田ら前線の選手は中盤とコミュニケーションを図り、攻め崩すための動きやパスのタイミングを確認した。

 前節まで9日間で3試合を戦った疲れも抜け、選手の表情は明るい。前節、DF田向が4試合ぶりに復帰し、4バックと3バックの併用が可能となったのは好材料。DF福岡やMF狩野らけがで離脱していた選手も全体練習に合流した。

 甲府は昨季まで徳島に在籍したウタカと、ドゥドゥら前線に個の能力の高い選手がそろう。先行されると新潟戦のように前掛かりにならざるを得ないだけに、何としても先制点が欲しい。DF石井は「攻撃の時間をより長くすることが重要」と話す。勝ち点10差に3~13位の11チームがひしめく混戦模様。6勝4分け2敗と分の良いホームで勝ち点を積み上げたい。