ハンディ扇風機、ファン付きウェア、三度笠…コミケで暑さ対策をする来場者たち (C)oricon ME inc.

 世界最大規模の同人誌即売会『コミックマーケット96(以下、コミケ)』(C96)が9日、東京ビッグサイトで開幕した。昨年の『夏コミ』(C94)では、3日間でのべ53万人(コミックマーケット準備会発表)が来場。令和最初となった今回は、本日から4日間開催される。ここ連日の猛暑に鑑み、コミケ準備会からも熱中症に対する注意喚起が例年以上に呼びかけられているが、来場者たちの“暑さ対策”の様子は?

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 コミケ初日は、やや風があるとはいえ、朝9時25分の時点で気温35℃、湿度57%という“灼熱地獄”。会場では、11時の段階で「気温が38度を超えている」というアナウンスが流れた。今回のコミケでは、炎天下の待機列、熱気溢れる屋内ブースのほかにも、会場間の徒歩移動なども発生するだけに、暑さも格別。熱中症予防に、暑さをしのぐ対策をとってきた来場者も多かったようだ。

 まず目を引いたのが、最近話題の“着る扇風機”こと『ファン付きウェア』。上着に電動の送風ファンが仕込まれており、服と体の間に風を通すことで涼を得ることができる。プレスとして来場していた男性は、コミケのために購入したわけではないそうだが、「涼しくて良き」と満足気。「屋外だと熱風になるからあんまりだけど、屋内に入ると冷風が回ってだいぶ違う。充電も8時間持つから、コミケの時間中は涼しくいられると思う」と、その効果を語った。

 もう一つ、手にした人が散見されるのが『ハンディ扇風機』だ。「アニメイベント(ライブ)に行くために、今年購入した」というのは、一般ブースで売り子をする20代女性。「最初は侮っていたけど、使ってみたら手放せなくなって。今はこれナシじゃ外を歩けないし、今日も絶対必要だと思った。準備の時も助かった」とのこと。

 一方、待機列に並んでいた20代男性は、服の中に入れて使用。「とにかく熱い。風のないところではこれがないと干からびそうになる」と、暑さに辟易。『ファン付きウェア』ならより涼しいのでは? と尋ねると、「欲しいけど高い。それなら“推し”に使いたい」と、ある意味コミケ来場者の鏡のようなコメントが返ってきた。首にかけるタイプの扇風機を使っていた10代男性は、「去年熱中症になりかけたため、3千円ほどで購入。風が顔に当たると汗も出ず、全然違う」と語った。

 そんななか、異彩を放っていたのが『三度笠』の男性。「コミケのためにネットで購入した。なかなかサイズが合う帽子がないのだが、これは蒸れにくくて快適」とのこと。ほかにも、同じく三度笠を被った女性の姿も見られた。

 ただ、多くの一般来場者は、タオルを被って日差しを遮っている人がほとんど。「日傘はNGだから、これしかなかった」と、簡易な暑さ対策に甘んじたよう。事前に販売されるコミケカタログには、待機列で日傘を使えないことが明記されている。密集した場所の場合、傘の骨の先端で周囲の来場者の目を刺してしまうなど、危険が多いからだ。とはいえ、待機列以外など密集している場所以外や会場の行き帰りでは使用可能とのこと。自分の体調と周りの状況を見て、しっかり判断して使うことが求められている。

【お詫びと訂正】
本記事にて文中に誤りがありました。『空調服』は株式会社空調服の商標となります。『空調服』を「ファン付きウェア」と修正いたしました。訂正するとともに深くお詫び致します。


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