花巻東に快勝し、歓声を上げる鳴門高の応援団=甲子園球場

 9日の全国高校野球選手権大会第1試合で花巻東(岩手)に10―4で快勝した鳴門。3年ぶりの初戦突破に、三塁側のアルプススタンドを埋めた応援団は「おめでとう」「次も頼むぞ」と歓喜に包まれた。

 九回裏、2死一、二塁。花巻東の最後の打者を打ち取ると、スタンドに大歓声が沸き起こった。

 序盤から鳴門が攻めた。一回表、2死満塁から藤中壮太選手=2年=の左越え3点二塁打で先制すると、得点時に披露する阿波踊りが繰り広げられた。父貴弘さん(42)=鳴門市大津町吉永、会社員=は「1点は取ってほしいと思っていた」と大喜び。

 4点リードで迎えた五回表は、2点適時打で原田力輝選手=2年=が追加点を奪った。母泰香さん(42)=阿南市羽ノ浦町岩脇、歯科衛生士=は「徳島大会では打てなかったので、1本出てほっとした」。原田選手が所属していた岩脇リバースターズの児童10人も応援に駆け付け、田村逸暉主将(11)=岩脇小6年=は「格好良かった。僕も甲子園で活躍したい」と目を輝かせた。

 7―2で迎えた八回には、宮崎龍司選手=3年=の二塁打で2点追加し、試合を決定付けた。父高士さん(44)=鳴門市撫養町斎田、運転手=は「終盤の追加点は大きい」と安心した様子。

 最後まで粘りの投球を見せた西野知輝投手=3年=の父泰三さん(41)=同市大麻町大谷、会社員=は「低めにコントロールされていた。次戦も丁寧な投球を見せてほしい」と期待を口にした。