徳島市渋野町の遊園地・とくしまファミリーランドは1日、開園20周年を記念し、新アトラクション「脱出! 阿波砦(とりで)」を開設する。四国初の大型立体迷路で、さまざまな仕掛けをクリアしながらゴールを目指す趣向。「家族連れやカップルなど、幅広い世代に楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。
立体迷路は木製で、縦9メートル、横13メートル、高さ11メートル。行き止まりに見せかけた引き戸や複数のノブがあるドア、行く手をふさぐロープなどの仕掛けをかいくぐり、最上階(4階)のゴールを目指す。
道中に4カ所のスタンプ、ゴールには鐘をそれぞれ設置。順路を間違えると、1階下に戻ってしまう複雑な構造で、途中で棄権する場合の通路も備える。
6歳以上が対象で、3~5歳児は中学生以上の保護者の同伴が必要。1人300円。回数券、フリーパス(2700円)は使用できる。
とくしまファミリーランドは本四架橋・神戸-鳴門ルートが全通した1998年4月、とくしま動物園に隣接してオープン。園内周遊列車やローラーコースターといった子ども向けの遊具が多いため、大人も楽しめる施設を造ろうと開園20周年記念に製作した。新たなアトラクションの開設は、ボールプールなどを備えた屋内施設「あそばんDe」以来、3年ぶり。設置費は約3千万円。
四宮浩司所長(44)は「レイアウトを変更できるので、リピーターも楽しめるよう工夫したい。ゲーム機では味わえない体験をしてほしい」と話している。