黄金の鍵を掲げる鳴門うずしお大使の西川さん(左)とクイーン淡路の松下さん=鳴門海峡

黄金の鍵を掲げる鳴門うずしお大使の西川さん(左)とクイーン淡路の松下さん=鳴門海峡

 鳴門海峡で3日、春の観光シーズンの到来を告げる「渦開き」のセレモニーがあり、観潮船の盛況と海の安全を祈願した。

 午前11時半ごろ、観光客や渦潮の世界遺産登録を目指す鳴門、兵庫県南あわじ両市の関係者ら約80人を乗せた観潮船が、鳴門市鳴門町土佐泊浦の亀浦観光港を出発。大鳴門橋下の渦潮を間近に見られるスポットに到着すると、鳴門うずしお大使の西川奈那子さん(21)とクイーン淡路の松下有沙さん(21)が、渦の扉を開くという意味を込めた「黄金の鍵」(長さ1・8メートル)を海に投げ入れた。

 快晴の下、大きな渦が現れると、観光客から歓声が上がった。岐阜県郡上市から家族5人で訪れた小学2年生の山岸遼君(8)は「ぐるぐると渦が巻いていて、すごい迫力だった」と話していた。