乳がんの早期発見・治療につなげようと、とくしま未来健康づくり機構は、マンモグラフィー(乳房エックス線撮影)検査ができる検診車を更新した。従来に比べ、エックス線による受診者の被ばく線量の減少や検査時間の短縮が可能となる機器を導入した。
現在の検診車は2002年から使用し、老朽化や機器更新が課題だった。機構によると、更新によって被ばく線量は約3割軽減され、1時間当たりの検査人数は現在の平均10人から12人に増える見込み。事業費は約5870万円で、うち2500万円は競輪などを行っている公益財団法人JKA(東京)が補助した。
県健康増進課によると、乳がん検診の県内受診率は33・8%(16年)で、全国平均36・9%を下回っている。