着物などに用いられる和布で作った小さな人形や縁起物などをつるす「つるし飾り」の作品展が、阿波市土成町宮川内の「道の駅どなり」で開かれている。4月1日まで。
吉岡昌子さん(73)=同市土成町吉田=が道の駅どなりで月1回開いている教室に通う会員10人が手掛けた20点を展示。色鮮やかな着物の生地で作った人形やスズメ、金魚などの飾りがひもに結ばれ、高さ約1・8メートルの位置からつるされている。
ハイハイする赤ちゃんをかたどった「這(は)い子人形」やウグイス、猿と柿など小物60点余りも並べられている。
吉岡さんは「古い着物を活用し、思い出を形にできることを知ってほしい」と話している。