令和最初の夏を彩る徳島市の阿波踊り(阿波おどり実行委員会主催)が12日、華やかに幕を開けた。15日までの4日間、県都は踊り天国となる。
記録的な猛暑が日本列島を包む中、徳島市の街中には日中から軽快なぞめきのリズムが響いた。開幕式を行った後、午後6時に開演。市内7カ所の有料・無料の演舞場ではこの日を待ちわびた踊り子たちが勢いよく踊り込んだ。客席には県内外から大勢の見物客が詰めかけ、「踊る阿呆(あほう)」と「見る阿呆」の笑顔の花が咲いた。
昨年は阿波おどり振興協会による「総踊り」が中止となり、同協会が演舞場外で独自に強行した。今年は4つの有料演舞場で日替わりで実施する。12日は午後10時ごろから紺屋町演舞場で行われる。
徳島市の阿波踊りは今夏から、イベント企画大手のキョードー東京(東京)など3社の共同事業体が運営実務を担うこととなった。