開館20周年を迎えた阿波おどり会館=徳島市新町橋2

2階:阿波おどりホール 踊り子と一体となって楽しむ観光客ら

3階:阿波おどりミュージアム 阿波踊りの歴史が分かる

5階:メディアスクエア 過去の阿波踊り特集記事が閲覧できる

 阿波おどり会館(徳島市新町橋2)が、1999年7月のオープンから20周年を迎えた。阿波踊りを一年中体感できる施設として、毎年30万人以上が訪れている。近年は海外からの観光客が増え、国内外に魅力を発信している。

<外国人団体客、2017年度以降急増>

 眉山の麓に位置し、5階には「あわぎん眉山ロープウエイ」の山麓駅がある。有料施設の「阿波おどりホール」と「阿波おどりミュージアム」、ロープウエーを利用した「会館入場者数」は、開館初年度から2006年度まで20万人台前半で推移。07年度は、阿波踊りを舞台にした映画「眉山」が公開された効果で、前年度より約10万人多い32万9331人が訪れた。

 その後は、30万人台を維持し、17年度は最高の35万9408人が訪れた。18年度は33万1189人だった。

 増加が目立つのが、外国人客だ。予約があった外国人団体客をみると、2000年度から12年度までは増減を繰り返し、5千人を上回ったのは1度だけだった。13、14両年度は5千人前後となり、17年度以降は急増。18年度は2万2699人だった。

 台湾が半分以上を占め、16年度5777人、17年度1万168人、18年度1万4142人と、台湾の伸びが全体を押し上げている。18年度はこのほか、香港2922人、韓国1563人、中国364人と続き、アジアからが多くなっている。

<2階:阿波おどりホール 夏の熱気一年中>

 阿波踊り期間中の12~15日は、有名連による特別公演が各日3回行われる。

 通常は、会館の専属連による「昼のおどり」(午前11時~、午後2時~、3時~、4時~)と、有名連が日替わりで出演する「夜のおどり」(午後8時~)がある。

 「昼のおどり」は、専属連による昔の踊りや現代の踊りが披露され、時代の移り変わりが分かる。鳴り物を構成する三味線、笛、鉦(かね)、締太鼓、大太鼓の役割や基本的な踊り方についても説明がある。観客は手足の動かし方を学んだ後、ステージ内に入り、連員たちと一緒になって踊りを体験する。

 「夜のおどり」は、県阿波踊り協会徳島支部と阿波おどり振興協会の33連が毎日交代で登場する。連独自の特色ある踊りが堪能できるほか、体験コーナーも設けられている。

<3階:阿波おどりミュージアム 期限や変遷紹介>

 さまざまな資料が展示され、阿波踊りの歴史や基本的な事柄を紹介している。

 江戸時代に始まったとされる踊りの起源から現代に至るまでの絵や文献、写真、新聞記事などが並ぶ。有名連の浴衣やうちわ、昔と今の鳴り物のほか、映画「眉山」の台本や絵コンテ、阿波踊りを演技に取り入れた2004年アテネ五輪のシンクロナイズドスイミングで使用した水着のレプリカなどもある。

 3Dシアターも設けられ、立体的な映像で踊りの迫力を感じることができる。

<5階:メディアスクエア 新聞読んで一息>

 2018年4月に、新しく設けられた情報発信スペース。徳島の観光地などの雑誌が置かれているほか、過去の阿波踊り特集の新聞記事が閲覧できる。

 徳島新聞が毎年阿波踊りの開幕に合わせて発行している別刷り特集を用意。1976年~2018年分が、2台ある専用端末から画面上で見られる。飲み物の自動販売機や自由に使える電源も備えており、休憩や仕事にも利用されている。

<1階:あるでよ徳島 お土産あります>

 県物産協会が運営し、徳島の特産品や土産品を販売している。「あるでよ」とは、徳島の方言で「ありますよ」という意味で、品ぞろえは豊富。徳島ラーメンや半田そうめんなどの食品、藍染や大谷焼などの工芸品、阿波踊り関連商品などが並んでいる。