露地物のスダチを収穫する生産者=神山町下分

 県内一のスダチの産地・神山町で露地物の収穫が始まり、生産者が作業に追われている。長雨の影響で生育が少し遅れているものの、枝の先で深緑の丸い実を揺らしている。作業は9月末まで。

 同町下分の山田性司さん(69)は自宅近くにある35アールの畑で、早朝からはさみを使って一つ一つ丁寧に摘み取っている。山田さんは「まだ実が少し小さいが、味は爽やかで出来はいい」と話した。

 JA名西郡によると、町内では約560戸が栽培している。同町鬼籠野の選果場に持ち込まれたスダチは、職員が1キロ箱に詰めて関東や京阪神などの市場に出荷している。

 市場価格は1キロ400~600円の見通し。出荷量は前年の199トンを上回る240トンを見込んでいる。