2年ぶりに演舞場に踊り込んだ総踊り=12日午後10時すぎ、紺屋町演舞場

 阿波おどり振興協会の「総踊り」が12日、2年ぶりに演舞場で復活した。路上で強行して混乱の象徴となった昨夏とは一転、観客は波のように押し寄せる約1500人の群舞に声援を送って復活を歓迎した。

 これまで南内町演舞場で行われていた総踊りは、今年から4有料演舞場での日替わり実施となった。初日の舞台になった紺屋町演舞場では女踊りを先頭に踊り込みが始まり、満員の客席からは「きれいだ」「すごい」などの声が上がった。

 総踊りを初めて見た川人勝広さん(75)=千葉県成田市=は「迫力があり感動した。1回見るとくせになる」と満足そう。女踊りで加わった無双連の宮前早矢加さん(33)は「お客さんの反応が良くてうれしい。来年も演舞場で踊りたい」と声を弾ませた。

 昨夏は4有料演舞場の入り込み客数を平準化したいとして、主催者の阿波おどり実行委員会が総踊りを中止にしたことに振興協会が反発。協会と、当時の実行委トップだった遠藤彰良市長が対立し、阿波踊り自体のイメージを悪化させた。

 総踊りは13日に藍場浜、14日に市役所前、15日に南内町の各演舞場で行われる。