東みよし町議会は9日の3月定例会本会議で、議員の報酬(19万5千円)を3万円増額して22万5千円などとする条例改正案を全会一致で可決した。4月1日から適用される。県内町村議会のうち、議員は1位、議長と副議長は各3位の高額になった。県内で、減額分を元に戻す場合などを除いて議員報酬が引き上げられたのは過去10年で初めて。
本会議には議員14人全員が出席。安藤孝明議長を除く13人で採決した。採決前の討論はなかった。議長は3万8千円増えて31万5千円に、副議長は3万7千円増の27万円になる。
町議会は18年1月、増額の是非を話し合う「町特別職等報酬審議会」の招集を川原義朗町長に要請。町長は元町議と元町職員7人を委員に委嘱して審議会を招集し、審議会は3万円増を答申した。これを受け、町が2月27日開会の町議会3月定例会に改正案を提案していた。
現在、県内の町村議会で最高額は藍住町の22万2千円。県内では近年、北島、那賀両町議会が報酬引き上げを検討したが、住民の反対などを理由に実現していない。