春の陽光を浴び、満開の梅が谷沿いに続く明谷梅園=午前10時15分、阿南市長生町明谷(ドローンで撮影)

春の陽光を浴び、満開の梅が谷沿いに続く明谷梅園=午前10時15分、阿南市長生町明谷(ドローンで撮影)

 阿南市長生町明谷にある明谷(あかたに)梅園が満開を迎え、堂谷川沿いに甘い香りが漂っている。

 明谷梅園は県内きっての梅の名所で、谷沿いの数百メートルに渡って「南高」「古城(こじろう)」などの品種が植えられており、白やピンクの花々が今を盛りと咲き誇っている。開花時期は一般公開され、無料駐車場のほか、地元で収穫・加工された梅干しなどを販売する売店が設けられている。

 地元の梅生産農家・神元(かんもと)節子さん(75)は「今年も綺麗な花が咲いた。たくさんの人に喜んでもらえると、励みになる」と話していた。見頃は20日すぎまで。

 14日午前の徳島県内は高気圧に覆われて晴れた。最低気温は各地で3月下旬から4月上旬並みとなり、暖かな朝となった。徳島地方気象台によると、朝の最低気温は阿南市蒲生田8・3度(平年5・7度)、徳島市7・7度(5・3度)、美波町7・6度(5・4度)など、各地で平年を2~4度上回った。

 15日も高気圧に覆われて晴れ、暖かくなりそう。日中の最高気温は徳島市と三好市池田町が20度、美波町は21度と予想されている。