徳島県警生活環境課と徳島東署は14日、不正指令電磁的記録供用と県迷惑行為防止条例違反(つきまとい行為)の疑いで、40代高校教諭の容疑者の男を再逮捕した。
逮捕容疑は、2015年7月下旬、名西郡内の雑居ビル駐車場で、正当な理由がないのに遠隔操作で位置情報などが分かるアプリをインストールしたスマートフォンを、交際していた県内在住の当時20代の女性に貸した。同年8月下旬~9月上旬、11回にわたり、女性の行動を把握するため遠隔操作で女性の位置情報を取得し、つきまといを繰り返したとしている。
署によると、容疑者は自身の名義でスマホを購入し、アプリをインストールしたことを女性に隠し、連絡用として貸していた。女性は容疑者に居場所を指摘されることがあり不審に思っていたが、アプリの存在に気付いていなかった。
容疑者は「アプリのインストールは女性に伝えた。つきまといの意図はなかった」と容疑を一部否認している。
容疑者は2月19日、別の女性のスマホに遠隔操作が可能なアプリを無断でインストールしたとして、不正指令電磁的記録供用の疑いで逮捕され、今月12日に起訴されている。捜査の過程で今回の容疑が明らかになった。