好物のイセエビを食べる浜太郎=美波町の日和佐うみがめ博物館カレッタ

好物のイセエビを食べる浜太郎=美波町の日和佐うみがめ博物館カレッタ

 美波町日和佐浦の日和佐うみがめ博物館カレッタで13日、飼育されているアカウミガメとしては世界最高齢の「浜太郎」が69歳の誕生日を迎え、来館した家族連れらが祝った。

 屋外プールで誕生日を祝う催しがあり、職員が好物のワタリガニやイセエビをプレゼントした。浜太郎にまつわるクイズや紙芝居もあった。

 初めて来館した徳島市の助任小4年北條澪さん(9)は「楽しかった。大きい餌を食べていてびっくりした」と話した。

 浜太郎は甲羅の長さ89センチ、体重130キロの雄で、1950年に大浜海岸に産み落とされた卵からふ化した。雌の「ゆりえ」と交尾し、7月に同館初の人工産卵に成功している。