力強い踊りで観客を魅了した阿波天狗=両国橋南詰めおどりロード

 徳島市の阿波踊りを盛り上げるのは「有名連」だけではない。大黒天、華舞遊、阿波天狗といった人気連が13日、両国橋南詰めおどりロードなどで個性的なパフォーマンスを披露し、踊りファンを魅了した。

 大黒天は黒い衣装に身を包んだ男女20人が迫力満点の演奏とスピード感あふれる踊りを繰り広げた。終盤は大太鼓や鉦を豪快に打ち鳴らし、踊り子はうちわを激しく動かしながら乱舞。見物客から盛んな拍手を浴びた。

 5年前からファンだという中村憲一さん(51)=相模原市、自営業=は「演奏と踊りのバランスが絶妙。心底しびれます」と興奮していた。

 演舞前から人垣ができる人気ぶりだったのは華舞遊の約40人。強弱をつけたお囃子に合わせ、踊り子が躍動感あふれる踊りを見せた。10年前から毎年、華舞遊を見に来ているという長崎県雲仙市の会社員吉田悦子さん(53)は「どの踊り子もかっこいい」と笑顔を見せた。

 約30人で登場した阿波天狗は正調を基本にダンスの要素も取り入れた振り付けが特徴。バブルガム・ブラザーズの「WON’T BE LONG」の音色に合わせたしなやかな動きで観光客の目を引き付けた。

 池淵氏信連長(48)は「全力で踊った。1年間の練習の成果を出し切った」と汗を拭った。