徳島県警は15日、警部以上を中心とする1次異動を内示した。異動総数は前年より9人少ない164人で、内訳は警視正8人、警視57人、警部77人、警部補16人、巡査部長2人、巡査1人、一般職員3人となっている。22日に発令する。

 部長は5ポスト全て、本部所属長は30のうち19ポストが入れ替わる。4月1日の警察署再編で13署から11署体制になる警察署長は9署で交代する。

 徳島西署には岩本敦範阿南署長が異動、川端一州徳島北署長は留任し、それぞれ4月1日に徳島名西署(石井署と統合)と徳島板野署(板野署と統合)の初代署長となる。徳島板野署は県内2番目の規模の警察署になることから、刑事官と地域交通官の警視2人を配置する。

 高速隊に隊長補佐のポストを新設し、村木康則警部を起用する。昨年8月に徳島自動車道で16人が死傷する重大事故が起きたほか、高速道でのあおり運転事故などが全国的に問題となっていることから、事故捜査の指揮官を増やして捜査力を高める。

 警部補以下が中心の2次異動は、警察署の統合に伴い規模が膨らむ見通しで、23日に内示し、4月1日に発令する。