インタビューに答える前田三郎氏

 民間3社の共同事業体によって初めて運営された今年の徳島市の阿波踊りは、後半の2日間が台風10号の影響で中止になった。14日、踊り運営の実務に携わった事業体の総責任者・前田三郎氏=キョードー東京取締役=に、今夏の感想や来夏以降の取り組みについて聞いた。

 ―今夏の開催を振り返ると。
 台風で中止になったのは残念だ。でも2日間、大勢の方に見てもらえたのはありがたい。前夜祭で阿波おどり振興協会と県阿波踊り協会の踊り子が一緒に踊っている姿は美しかった。お客さんの笑顔も気持ちよく映った。その意味で今夏掲げた「笑顔と融和」は8割くらいは達成できたんじゃないか。

 ―チケット販売が伸びなかった。
 今年できることは全てやった。例えば16年ぶりに対面販売所を復活させ好評だった。来年はできれば高松市でもやってみたい。県外客が多かったのでどの地域から来ているかを分析し、来年の販売方法を考えたい。

 ―来夏以降、期間中に他の事業を催したりする考えはあるか。
 阿波踊りの枠から離れた事業はやりたくない。例えばコンサートを催すにしても期間中ではなく、前夜祭の前日や踊りが終わった翌日に実施する。そうすると、これまで365日のうち4日間だった阿波踊りの余波を6日にも7日にも広げることができる。

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