阿波踊りの中止が決まり演舞場の撤去作業を行う作業員=14日、南内町演舞場

 台風10号の影響で徳島市の阿波踊り(12~15日)は後半2日間が中止になり、観光・飲食業者から落胆の声が聞かれた。

 徳島駅前の総合案内所によると、12、13両日は市内の宿泊施設はほぼ満室だったのに対し、14、15両日は取り消しが相次いだ。

 ホテルサンシャイン徳島(南出来島町2)は後半の2日間で宿泊の約7割が取りやめになった。交通機関がストップしたためキャンセル料は取らないことになっており、書き入れ時の目算が外れた。

 県内で19店舗を展開する洋菓子店のイルローザは14日の売り上げが昨年の約3分の2にとどまった。15日も台風接近で2店舗しか営業しなかったため、売り上げは1割ほどという。運営する昌栄(徳島市)の担当者は「例年ならお供え用としてお盆需要も見込めたのに」と残念がる。

 ホテルサンシャイン徳島の梯学総支配人は「自然現象なので仕方がない。秋に開くイベントの宣伝などに力を入れて取り返したい」と気持ちを切り替えた。