台風10号の大雨に伴う落石で陥没した県道=15日午前8時45分ごろ、つるぎ町貞光西谷

 大型の台風10号は15日、午後3時ごろに広島県呉市付近に上陸した後、中国地方を縦断して日本海へ抜けた。徳島県内は明け方から風雨が強まり、警戒レベル4に相当する避難指示が三好、那賀両市町の119世帯206人に、避難勧告が10市町村の3万5887世帯7万7173人に出た。

 徳島、鳴門、勝浦の3市町で計5人が強風にあおられるなどしてけがを負った。

 徳島市南田宮3のガソリンスタンドで午前7時ごろ、50代男性従業員が強風にあおられて作業台から転落し、右足首を骨折。勝浦町では自宅から外に出た40代男性が転倒し、右肩の骨を折った。鳴門市でごみ収集をしていた男性臨時職員(57)は、強風で閉まった収集車のドアで顔を強打して救急搬送された。

 落石による道路への影響も出ている。つるぎ町貞光岡の国道438号が片側通行止め、同町貞光西谷の県道端山調子野線は陥没して全面通行止めになっている。復旧はいずれも未定。上勝町正木藪ノ内の町道も石で3分の2がふさがった。