四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスの春季キャンプが6日、海陽町の蛇王球場でスタートした。13日までの8日間、「チーム力向上」をテーマに掲げ、連係プレーの精度を高める。紅白戦や交流戦で試合勘を養うとともに、年間を通して戦えるスタミナをつける。
29選手中26選手が参加。ベンチ前で円陣を組み、養父監督が「厳しいキャンプになるが、明るく元気に乗り切り、レベルアップを図ろう」と激励した。
午前はランニングやダッシュ、キャッチボールで体をほぐした後、投手陣と内野手が守備につき、約1時間、バント処理などの連係プレーを練習した。3年目の遊撃手平間(鳴門渦潮高出)は「まだ声かけがうまくいかないので、しっかり息が合うように頑張りたい。サインプレーも全員で覚えていく」と話した。
午後は野手陣が特守や特打、投手陣が体幹トレーニングやランニングで汗を流した。
チームは12日午後0時半から蛇王球場で環太平洋大と交流戦を行い、4月2日の愛媛との開幕戦に向けて調整する。
◆張氏がコーチに
昨季、徳島でプレーした台湾出身の張泰山氏が、海陽町のキャンプ地を訪れ、徳島の臨時コーチを務めた。
台湾プロ球界で2千本安打を達成した元スター選手は、若手選手の打撃を指導したり、打撃投手を務めたりした。現役でのプレー続行を望んでいるが、経験を積むために打撃コーチを引き受けた。キャンプ終了まで同行する予定で「選手のいいところをさらに伸ばせるようアドバイスしたい」と意気込んでいた。
張氏は4日から来県。22日まで県内に滞在する。