椿川で盛んに行われているシロウオ漁=阿南市椿町

 阿南市椿町の椿川河口で春の風物詩、シロウオ漁が盛んに行われている。川沿いには、鉄パイプと板で組んだ足場がずらりと並び、満潮前後に合わせ、白い大きな網を引き揚げる姿が見られる。4月中旬まで続く。

 椿川では、産卵のために潮に乗って川を上ってくる群れを「四つ手網」と呼ばれる2メートル四方の網ですくい上げる漁法で取っている。椿町周辺では、シロウオはヒウオとも呼ばれ、椿川ヒウオ組合に所属する地元住民17軒が漁を行っている。

 3時間で約1キロを取った山本豊秋さん(80)=同市椿町宮ケ谷=は「今季はたくさん取れている。天ぷらで食べるのが楽しみ」と話していた。

 12日午前10時から、同市椿町浜のつばき会館周辺でシロウオ漁体験や試食販売が楽しめる「椿川ヒウオ祭り」が開かれる。

 シロウオはハゼ科の魚で、体長4~5センチ。生きたまま酢じょうゆやポン酢で食べる躍り食いは、春の珍味として知られている。