舞台あいさつのため徳島を訪れた(左から)谷奥えりさん、谷奥えまさん、枝優花さん

国内外の映画作品を上映する徳島国際映画祭2018(16~18日、徳島市のあわぎんホール)の前夜祭が15日午後6時から、徳島市のイオンシネマ徳島で始まる。

前夜祭では、映画監督の枝優花さん(24)=群馬県出身=監督・脚本の初長編作「少女邂逅(かいこう)」、双子モデルの谷奥えまさん、えりさん(22)=京都府出身=が徳島で生まれた姉妹を演じる「ふたごとうだつ 東京の姉編・徳島の妹編」(小原穣監督)が上映される。

「少女邂逅」

いじめをきっかけに声が出なくなったミユリ。自己主張もできず、リストカットをする勇気もない。そんなミユリの唯一の友達は、山の中で拾った蚕。ミユリは蚕に「紬」と名付け、こっそり大切に飼っていた。しかしある日、いじめっ子の清水に蚕の存在がバレ、捨てられてしまい、ミユリは生きる希望を失ってしまう。そんなときに「紬」という名前の少女が転校してくる。ひょっとしたら彼女は…ミユリは淡い期待を抱くが…。
MOOSIC LAB 2017 コンペティション【長編部門】観客賞受賞。

舞台あいさつのために徳島を訪れた、枝さん、谷奥えまさんとえりさんに、それぞれが携わった作品の見どころを聞いた。

―見どころは

枝監督「200人以上の中からオーディションで選んだ主演の2人(保紫萌香とモトーラ世理奈)や20代前半の若いメンバーと一緒に作り上げた映画。長編映画初主演の2人は、映画に対するパワーがすごかった。物語が進むにしたがって、魅力的になっていく2人の演技を見てほしいです」

―県外の上映では、多くの若い人の共感を呼んでいる。

枝監督「物語のベースには、私自身の中学生時代の経験があります。心が折れた時、映画と出会って人生が肯定されて「こういうふうに生きていていい」と思えました。学校に行きたくないと感じているような人の気持ちが少し変わったり、力になれたりする映画になればいいなと思います」

「ふたごとうだつ」

徳島県西部の「うだつ」の町で生まれた双子の姉妹が主人公。猟師の祖父と病弱な母の元で育った双子の姉妹の受難の物語を、姉の視点・妹の視点でそれぞれ描く“ふたつの短編映画”。一つの大きな物語を、視点を変えて描くことで、それぞれの映画が伏線と なり、一つのエンディングを両面から深く楽しめる。

「東京の姉」篇 : 主演 谷奥えま
生まれ育った故郷を守るために、東京へ旅立った姉が試練に立ち向かう物語。

「徳島の妹」篇 : 主演 谷奥えり
生まれ育った故郷を守るために、徳島に残った妹が試練に立ち向かう物語。

―1年ぶりの徳島。

えり「街の景色を覚えていて、吉野川を渡る風景に「久しぶり!」と懐かしく感じました」

えま「前にも食べた徳島ラーメン、今日もおいしかったね」

―昨年に続く再上映。改めて見どころは。

えり「妹篇は猟師のシーン。猟銃を担いで、実際にイノシシにも遭遇しました。

あとは、地元の出演者の皆さんとしし鍋を囲む場面がお気に入り。撮影の合間も仲良く過ごしていたので、和気あいあいとした雰囲気を感じてもらえると思います」

えま「ドローンで撮影した徳島の美しい風景をぜひ見てほしいです。吉野川の風景も大好き。

地下アイドルの役なので、たくさん練習した歌とダンス、衣装にも注目してください」

えま・えり「前回の上映した内容から、少し編集が変わっているかもしれません。見たことのある人も、ブラッシュアップした『ふたごとうだつ』をぜひ見てください!」

前夜祭は午後6時から始まり、長岡マイル監督の「FRAUKE」「FRAUKE2」を連続上映。

続いて7時45分から小原穣監督「ふたごとうだつ 東京の姉編・徳島の妹編」、9時30分から「少女邂逅」をそれぞれ上映する。

徳島国際映画祭2018のテーマは、「映画のデザイン」。

映画とともにデザイナーによるトークショーを通じ、デザインの魅力を探る。

15日の前夜祭を含め、短編・長編計90作品を上映する。

3人の靴は、偶然にも同じブランドのものでした(゜Д゜)