音楽祭で演奏を指揮した後、聴衆の拍手に応える小澤征爾さん(中央)=18日夜、長野県松本市

 指揮者の小澤征爾さん(83)が18日、総監督を務める長野県松本市の音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル」で指揮した。若手演奏家ら約30人から、心の奥深くに染み入るような演奏を引き出し、聴衆からスタンディングオベーションを浴びた。音楽祭での指揮は2年ぶり。

 この日は、世界各国の若手弦楽器奏者が集う「小澤征爾スイス国際アカデミー」の公演で、小澤さんは最後の演目、ベートーベンの「弦楽四重奏曲第16番」第3楽章に登場。事前に出演の情報がなかったため、客席からは歓声と拍手が起こった。小澤さんはいすに座り、美しく安らかな調べを、腕や指先の繊細な動きで導いた。