ギター曲の印象を描いたデッサンの前で参加者に語り掛ける徳永真一郎さん(左端)=上板町の技の館

 ギター曲のライブ演奏を聞いた印象をデッサンするユニークな研修が、上板町の技の館で行われた。徳島市出身のギタリスト徳永真一郎さん(31)が「アルハンブラの思い出」「『魔笛』の主題による変奏曲」などを披露。参加者は演奏の合間にコンテを使って自由な感性で描いた。

 徳永さんは、哀愁を帯びた繊細なメロディーやエネルギッシュな激しい曲を次々に奏でた。参加者は耳を澄ませながら、心の中で感じた風景を描写。単色で線や濃淡を駆使しながら短時間で仕上げた。

 出来上がったデッサンは、サウンドボールと呼ばれるギターの穴を描いた絵が目立った。徳永さんが留学していたパリの街並みに思いをはせて表現した人もいた。参加者からは「音の優しさを描きたかったが難しかった」「描いてみて自分には激しい一面もあることに気付いた」などの感想が出された。

 研修は美術団体「形象派」(本部愛知県)が催した第70回記念夏季デッサン大学徳島大会の一環。