今夏の阿波踊り運営について「民間委託は成功だった」と述べる遠藤市長=徳島市役所

 徳島市の遠藤彰良市長は20日の定例記者会見で、今夏の阿波踊り運営について「民間委託は成功だった」との考えを示した。半面、大幅な赤字が出たことには「運営初年度で台風の影響を受け、(民間事業体には)非常に申し訳ない気持ちだ」と繰り返した。

 民間委託が成功したとする理由について、遠藤市長は「阿波踊りはこれまで借金だけ積み重ねる体質だった。今回も従来通りの運営なら市が赤字を税金で補填していた」と指摘。「リスクを全て引き受け、希望を持って阿波踊りを今後も盛り上げていこうという事業体の姿勢は本当にありがたい」と語った。

 4有料演舞場で日替わり実施する予定だった阿波おどり振興協会による総踊りについては「お客さんに訴える力が非常に大きい。(満席となった)今年の状況を見て、やめろという人は誰もいないと思う」と評価した。

 昨年、主催者のトップとして総踊りを中止した判断について問われると「阿波踊りを悪くしようと思って決断したわけではない。批判が出ていることについては当然受け止めている」と話した。

 会見では、豊井泰雄第2副市長が、9月中にも学識経験者らを委員とし、今夏の踊り事業の検証などを行う「評価委員会」を設置する考えを明らかにした。