吉野川市で飲酒運転の車がミニバイクの男性をはねる事故が起き、車に徳島中央広域連合東消防署(吉野川市)の男性消防士(23)が同乗していたことが20日、分かった。県警は運転していた20代男性を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで調べるとともに、飲酒運転と知りながら同乗したとして同法違反(酒気帯び運転同乗)の疑いで消防士からも事情を聴いている。

 県警や広域連合などによると、事故は15日午前4時ごろ、吉野川市川島町学の国道で発生。新聞配達員の男性(48)がミニバイクで東に向かっていたところ、後方から走ってきたワゴン車にはねられた。配達員の男性は頭部裂傷や全身打撲などのけがを負った。

 阿波吉野川署員がワゴン車を運転していた男性を飲酒検知し、酒気帯びと分かった。車の助手席に消防士、後部座席には友人男性1人の計3人が乗り、全員が酒を飲んでいたとみられる。

 広域連合は消防士を自宅待機とし、月内をめどに処分する。広域連合によると、事故当日、消防士は休みで、前日夜から美馬市の飲食店で飲酒していたという。

 西岡史郎消防長は「消防職員としてあるまじき行為で、多大な迷惑を掛けて申し訳ない。厳正に処分するとともに服務規律の徹底に努める」とコメントした。