倒木や岩で荒れ放題となっている五滝=7月、徳島市八多町

 徳島市八多町の景勝地「八多五滝」が、度重なる増水被害に遭い、約2年前から流木が散乱するなど荒れた状態となっている。遊歩道に架かる橋も外され、一部は通行できない状態に。市によると修繕のめどは立っていない。

 遊歩道を管理する市耕地課によると、台風などで増水するたびに八多川に流木が流れ込み、五滝の景観を損ねているという。長さ10メートル以上の流木や枝の破片などが、滝つぼや川を覆っている。

 遊歩道に備えられた手すりは折れ、2カ所の鉄製の橋は2年前に撤去された。途中に立ち入り禁止の看板を置き、上流部まで通れないようにしている。

 八多五滝は中津峰山を源流とした八多川沿いにあり、滝が五つ連なっていることが名前の由来。周辺は東山渓県立自然公園で、国の「四国のみち」や「とくしま市民遺産」などに指定されている。

 市耕地課は「山中にあるため資機材を運ぶのが難しく、橋の架け替えや復旧作業は未定」としている。