選手村の施設に使われる徳島県産スギを東京に搬出する出発式=徳島市津田海岸町

 2020年東京五輪・パラリンピックの選手村に造る「ビレッジプラザ」(東京都中央区)の建設に使う県産スギの出発式が22日、徳島市津田海岸町の特設会場で行われた。美馬市と美波町で伐採したもので、5日と22日の2回に分けて搬出した計22・78立方メートルがプラザの柱やはりなどに使われる。

 ビレッジプラザは、日本の文化や伝統が感じられる木造平屋(延べ6千平方メートル)で、式典会場や雑貨店、カフェなどが入る。建設に当たり、大会組織委員会は全国の木材を活用しようと、参加自治体を公募し、徳島を含む29都道県の63自治体が選ばれた。

 美馬、美波からの建材には「徳島県」の焼き印が押され、大会終了後に解体し、提供自治体に返却される。その後、公共的施設やベンチなどに再利用される見込み。

 出発式には、県内の林業関係者ら約40人が出席し、スギを載せた大型トラックが建設会場に向けて出発した。村上公治県農林水産部副部長は「徳島県産スギをはじめ日本の魅力をPRする選手村にしてほしい」と話した。