シロオリックス赤ちゃんが2年連続誕生 とくしま動物園 徳島市のとくしま動物園で、シロオリックスの雌の赤ちゃんが誕生した。21日午後1時からサバンナエリアのパドックで公開される。園では昨春にも今回と同じペアから雄の赤ちゃんが誕生しており、2年連続の繁殖成功となった。
赤ちゃんは、繁殖のため県外の動物園から借りている4歳の雄「ブッシュ」と4歳の雌「アキナ」の子。園によると、1月2日午後3時5分、体長45センチ、体高50センチ、体重10キロで生まれ、現在は体長1メートル、体高70センチ、体重30キロに成長している。主に獣舎で飼育されてきたが、展示環境に慣らすため、休園日にはパドックに出されている。好奇心旺盛な性格だという。
園は名前を公募することにしており、21~25日、園内の屋内展望施設「サバンナハウス」に応募用紙と箱を置く。園の職員が選考し、4月8日に命名式を行う。昨年3月に誕生した雄も同様の方法で「アッシュ」と名付けられた。
シロオリックスはアフリカ北部に生息するウシ科の草食動物。成長するとサーベルのように曲がった角を持つ。乱獲や気候変動で生息数が極めて少なくなっており、ワシントン条約で商業目的の輸出入が禁止されている。