カイロ郊外の新首都予定地で建設が進む「アフリカ大陸一の高さ」の超高層ビル「アイコニックタワー」の完成予想図(エジプト新首都事業会社提供・共同)

 エジプトの首都カイロの過密ぶりを解消するため首都機能移転が予定される場所で、高さ日本一のビル「あべのハルカス」(大阪市)を上回る「アフリカ大陸一の高さ」を目指す超高層ビルの建設計画が進んでいる。巨大経済圏構想「一帯一路」の一環として、中国企業が工事を手掛ける。中国が資源や拠点確保の思惑から、人口と経済が拡大するアフリカの開発を後押しする象徴といえる。

 アフリカではジブチとエチオピア間の長距離鉄道など中国支援の開発が進んでいる。日本政府筋は「資金力やスピードで日本は中国にかなわない。アフリカの人々のニーズに届く独自の支援を考えなければ」と語る。