おもちゃを修理するボランティア組織「おもちゃ病院」を吉野川市鴨島町で開いている大西春男さん(57)=徳島市住吉6、会社員=が、阿波市吉野町に「出張! おもちゃ病院in阿波」を設けた。県内6カ所目で、活動の充実を図ろうとボランティア仲間を募っている。
大西さんは2012年、徳島おもちゃ病院(徳島市)に参加した。日本おもちゃ病院協会(東京)の講座を受講するなどして修理技術を取得。16年8月から月1回、鴨島町の鴨島児童館でおもちゃ病院を開き、持ち込まれたおもちゃを直している。
阿波市に住む恩師から依頼され、吉野町西条の吉野北部コミュニティセンターに出張所を設けた。ボランティアで修理する「ドクター」をやりくりする都合もあって、奇数月の原則第3土曜に開いている。
ドクターは鴨島で活動している5人が対応し、毎回数件の修理を受け付ける。修理を終えたおもちゃを依頼者宅に直接届けたり、障害児が遊びやすいようリモコンを別途設けたりと、きめ細かな対応を心掛けている。
大西さんは「子どもの宝物を一緒に直しませんか」とボランティアの参加を呼び掛けている。
9月は14日午後1~4時に開く。問い合わせは午後6~10時に大西さん<電090(3785)2098>。