徳島県は27日、「千年に1度」の記録的豪雨が発生した場合の県管理7河川の洪水浸水想定区域図を公表した。従来の「30~100年に1度」の降雨の想定よりも浸水区域は1・4~21倍、最大浸水深は1・4~7倍に拡大した。

 公表したのは、飯尾川、鮎喰川、江川、ほたる川、貞光川、新池川、日和佐川。

 浸水区域は、江川727ヘクタール(21倍)、貞光川95ヘクタール(5・9倍)、飯尾川3693ヘクタール(2・6倍)、鮎喰川3196ヘクタール(1・4倍)などとなっている。江川では従来、上流部に当たる吉野川市鴨島町鴨島周辺が主なエリアだったが、平地が広がる地形が影響し、石井町高原にまで及んだ。人口が多い徳島市の鮎喰川流域では、上流の同市一宮町から下流の同市春日まで広範に浸水が想定されている。

 最大浸水深は、ほたる川8・4メートル(7倍)、貞光川6・2メートル(3・6倍)、江川5・4メートル(同)、鮎喰川6・6メートル(2・4倍)などとなっている。ほたる川は吉野川市山川町の上流と下流のそれぞれ一部で浸水が12時間続く。

 2015年の水防法改正で、「千年に1度」に対応する洪水浸水想定区域図の作成が河川管理者に義務付けられ、県は18年5月から順次公表していた。県管理の計16河川は今回で全て公表され、県のホームページで閲覧できる。