小学生以下を対象にした中国語講座の準備を進める国さん(中)ら=徳島市末広4の国さん宅

 徳島県日中友好協会は9月、小学生以下を対象にした中国語講座を徳島市で始める。国籍に関係なく受講でき、中国出身の講師が母国の文化などを紹介しながら、親近感を持ってもらう。子ども向けの講座は県内で初めて。

 講師は、来県して15年になる中国語講師国宏琳さん(43)=日本名・橋本恵理、青島市出身、徳島市末広4。中国の小学校国語の教科書を使って自宅で教える。発音練習から始め、「聞く」「話す」の要素を中心に読み書きまで段階的に学ぶ。

 中国の遊びや童謡なども取り入れて受講者同士の交流を深める。国さんは「中国語に早くなじんでもらえるよう、親しみやすい雰囲気をつくりたい」と意気込んでいる。

 講座は、台湾や香港を含む中国語圏出身者の子どもも対象にしている。友好協会によると、日本で生まれ育ち、中国語を理解できない子どもが増えているという。習得の場を設けようと、中国出身の協会理事が提案した。協会はこれまで一般向けの講座しか開いていなかった。

 2017年の人口動態統計によると、県内の国際結婚37件のうち、外国人妻の国籍は中国がトップの13人に上る。また、この年に生まれたハーフの子ども34人のうち、父または母が中国籍なのは12人と中国にルーツを持つ子どもが最も多かった。

 葭森健介会長(66)は「中国語圏出身の父母と子どもが里帰りした際に、祖父母と話せるようにしたい。日本の子どもも他国の文化を知れば、自分の国を大切に思えるようになるはず」と話している。

メモ 子ども向け中国語講座は毎週土曜午後5時半から1時間。受講料は月4500円(きょうだいは2人で8000円)。中国語の語学力は問わない。申し込み、問い合わせは国さん<電090(9451)7890>。