鳴門市は9日、東京都内の飲食店2店舗で市の特産食材を使ったメニューを開発し、販売してもらう「鳴門市フェア」を始めた。22日まで。
使う食材は、スダチの果汁を混ぜた飼料で育てた「すだち牛」をはじめ、レンコン、なると金時、鳴門わかめ、カリフラワー、イチゴ、生みその7品目。
港区赤坂の日本料理店「四季和食 百菜赤坂」が「すだち牛ローストビーフと春野菜いちごソース」(1800円)など3品、同区新橋の居酒屋「玄~はなれ~」が「鳴門金時のポテトサラダ」(750円)など5品をそれぞれ創作し、提供している。
事業費は約260万円で、地方創生加速化交付金を活用した。飲食店の情報サイトを運営する「ぐるなび」に委託し、市は協力した両店に特産食材を無償で提供。市の観光パンフレットなども店に置いてもらう。好評なら通常メニューに加えてもらうほか、顧客の反応などを聞いて今後のPRに生かす。
市戦略企画課は「飲食店や消費者に鳴門市の特産品の良さを知ってもらい、販路拡大につなげたい」としている。