牟岐町の高校生らが合宿形式で大学生や社会人と交流し、さまざまな分野の専門知識を学ぶ「牟岐ローカルハイスクール・スプリングキャンプ」が11日、同町中村の牟岐小学校旧校舎で始まった。同町の活性化に取り組んでいる大学生のNPO法人ひとつむぎが主催した。12日まで。
高校生14人が参加した。初日はひとつむぎの学生12人が、普段大学で学んでいることをグループごとに分かれて発表。経営学や人工知能といった専門的な内容のほか、留学体験談などもあり、高校生たちは興味津々の様子で聞き入っていた。
阿南高専1年の小島脩生(なおき)さん(16)は「知らない話をたくさん聞けて勉強になる。大人や他校の高校生たちと接する機会はあまりないので大事にしたい」と話していた。
12日は、大学生のほか大学教員や会社員ら社会人5人が講師を務め、経営戦略や広報について学ぶワークショップ、「理想の町」をテーマにした意見交換などを行う。