徳島のロドリゲス監督(右)と意見を交わす名波さん(中)=徳島スポーツビレッジ

 6月までJ1磐田の監督を務めた元日本代表の名波浩さん(46)が29日、徳島スポーツビレッジを訪れ、徳島ヴォルティスの練習を見学した。指導者としての見識を深める目的で、パスサッカーを磨き、組織力で勝負しているロドリゲス監督に興味を持ったという。

 一人で訪れた名波さんは、徳島の選手がストレッチやランニングなど軽めのメニューで調整する様子を見学。練習後、ピッチで監督やスタッフと意見を交わした。

 名波さんは、練習中にロドリゲス監督が選手にアドバイスをする際、肩に手を回し、熱く語り掛ける点に触れ「嫌な顔をする選手は一人もいなかった」と互いの心身の距離の近さが心に留まった様子。「選手やフロントとの和を大切にチームづくりをしていて非常に勉強になった」と話した。

 名波さんは1998年に日本がワールドカップに初出場した時の中心選手で、イタリア1部セリエAでもプレーした。ロドリゲス監督は「徳島がやっていることを評価してもらえてうれしい」と喜んでいた。

 6月末に磐田を辞めた名波さんは「2年以上同じカテゴリーで指揮している」「チームをまとめる手腕がある」などの特徴がある監督から学ぼうとJクラブを回り始め、7月にはJ1札幌のペトロビッチ監督を訪ねた。