ドイツ兵慰霊碑建立100周年を記念した企画展=鳴門市大麻町の市ドイツ館

 ドイツ兵慰霊碑が31日に建立から100年を迎えるのに合わせ、鳴門市は記念行事として献花式と音楽祭を催す。市ドイツ館では記念企画展「捕虜が残した宝物」(10月27日まで)が開かれている。

 献花式は慰霊碑前で行い、大阪・神戸ドイツ総領事館の首席領事らが参列する。一般献花は31日午前11時35分から。

 音楽祭はドイツ館で午後2時に開演。ベートーベンの賛歌「自然における神の栄光」など、100年前の慰霊碑完成式典でドイツ兵が披露した曲を、徳島エンゲル楽団と徳島少年少女合唱団が再現する。「第九」やドイツ民謡なども歌う。

 企画展では、慰霊碑の着工から完成までの経緯や、元捕虜と市民の交流の歴史をパネルで紹介。完成式典の様子を伝える収容所新聞「ディ・バラッケ」も特別公開している。

 ドイツ館は「敵国の収容所に仲間の慰霊碑を建てるのは異例。それを守り続けた地域住民の思いも知ってほしい」としている。

 企画展は入館料が必要。音楽祭は無料。問い合わせはドイツ館<電088(679)9110>。