新たにオープンしたステップアップコープとくしまの作業所棟(左)と事務所棟=板野町西中富

 とくしま生協の商品包装などを手掛けている「ステップアップコープとくしま」(板野町西中富)は、障害のある従業員に配慮した新たな施設を事務所近くに開設した。障害者が働きながら技能を身に付ける就労継続支援A型事業所として運営する。

 新しい施設は、とくしま生協の子会社「ハートフルコープとくしま」と共用の事務所棟(木造平屋約354平方メートル)と、作業所棟(鉄骨平屋約244平方メートル)。

 事務所棟には静養室やシャワー室のほか、他人からの干渉が苦手な従業員のために仕切りを設けた食事スペース、聴覚障害者向けの回転灯や呼び出し機能の付いたトイレなどを整備。作業所棟には仮眠室もある。事業費は約2億3千万円。

 両社はこれまで、近くのとくしま生協物流センター内に事務所と作業所を構えていた。シャワー室や静養室はなく、他人との接触を避けにくい環境だったため、チラシの仕分け業務を行う作業所棟の新設を機に整備した。

 開所式で山上弘行取締役は「今後も従業員が落ち着いて仕事ができる環境を整えていきたい」と話した。