吉野川市鴨島町知恵島の江川沿いで、住民が育てているスイセンがかれんな花を咲かせ始め、水辺に彩りを添えている。
江川に架かる奉仕橋の南岸400メートルにわたり、約1万株が植えられている。緑の葉の間からラッパ状に広がった白や黄色の花々が顔をのぞかせ、訪れた人たちの目を楽しませている。見頃は4月中旬まで。
江川沿いの美化活動に取り組む住民グループ「江川奉仕橋かもクラブ」が13年前から世話をしている。5月はハナショウブが咲き、6月23日には「ユリの花まつり」を催す。
春名重子代表(73)は「花を見ながらゆっくりと散策し、春を満喫してもらいたい」と話している。