外国人利用者が500人を超えた「HOSTEL PAQ tokushima」

 今年5月に徳島市でオープンした外国人向けの宿泊施設「HOSTEL PAQ tokushima」に宿泊した外国人が、8月末で500人を超えた。開業4カ月での達成について、運営するワイヤークロスの持田直宏代表取締役と藤村誠人企画営業部主任に話を聞いた。

 持田代表取締役

 ―開業4カ月での達成になった。年間6000~7000人の想定と言っていたが、順調か。

 9月2日時点で、日本人客が1257人、外国人客が530人で計1787人となっている。阿波踊りの2日間の中止は痛手だったが、マチ★アソビの予約も入っており、順調にきている。

 ―利用する外国人の内訳は。

 530人中、中国(香港)が114人でトップ。台湾78人、フランス56人、ドイツ46人、アメリカ42人が上位5カ国。ヨーロッパの方々の利用が多い印象だ。四国遍路目的が多い。

 ―香港のデモや日韓関係が厳しい状況だが、影響はあるか。

 宿泊している香港や韓国の方は、仕事や留学で日本に来ている人なので、特にキャンセルもなく影響はないと思う。共用スペースでは、宿泊者同士が話をしているのをよく見かけるし、政治は政治で、民間同士の交流が大切だと思う。

 ―徳島の観光情報の発信にも力を入れていくと言っていたが、どのようなことをしているか。

 阿波踊りを知らない人も多く、阿波おどり会館を紹介しても反応が悪い。観光地巡りをするのではなく、ホテル周辺を散歩したり、ゆっくりしたりする人が多いので、眉山やひょうたん島クルーズを提案している。食では徳島ラーメンの店や、徳島の食材を使う居酒屋などを案内している。

 藤村主任

 ―高松や愛媛などにも進出したいと言っていたが、進捗状況は。

 物件を探しているが、まだまだ検討段階だ。四国4県にホテルを出せれば、利用もしやすくなるのではないだろうか。

 ―課題は。

 インスタグラムをはじめとするSNSやユーチューブでの情報発信とPRに力を入れていきたい。訪日外国人旅行者の0・2%しか徳島を訪れていない。これを倍の0・4%にできないかと考えている。そのためには徳島の情報発信が大切で、都会から誘導できないか模索している。県が東京・渋谷にオープンさせた情報発信・交流拠点「ターンテーブル」の宿泊部門の運営ができないかと考えている。