シカ肉を使ったジビエ料理=徳島県庁

シカ肉を使ったジビエ料理=徳島県庁

 野生鳥獣の肉を使ったジビエ料理への理解を深めてもらおうと、徳島県は13日、県庁の食堂でジビエ料理を提供する「阿波地美栄(ジビエ)ウイーク」を始めた。17日まで。

 初日のメニューは、シカ肉のひき肉や細切れを使ったマーボー豆腐、肉団子、おこわの3品。石井町浦庄の郵便局員井上由絵さん(40)は「独特の臭みやくせはなく、しっかりとした味わいで食べやすい。子どもも喜ぶ味」と話した。

 ジビエ料理は県の処理衛生管理ガイドラインに従って処理・加工されたシカ肉を使う。期間中、ハンバーグやステーキなどの日替わりメニューを数量限定で用意。営業時間は午前11時から午後1時半までで、職員以外の来庁者も利用できる。

 県農林水産政策課によると、ジビエ料理を提供する「うまいよ!ジビエ料理店」は県内で23店舗を認定しているが、大半が県西部に集中。県内全体で認知度を高めようと、定期的に食堂でジビエ料理のPRに取り組んでおり、今回で3回目。