ヒーローに扮し、不審者を撃退する奥村巡査(左)=上板町西分の東光学童保育ゆめっこクラブ

 子どもの連れ去り被害を防ごうと、徳島板野署長原駐在所の奥村迅一郎巡査(21)が、映画「スパイダーマン」を模したヒーローに扮し、寸劇で対処法を訴えている。

 不審者に連れ去られそうになった子どもが「助けて」と大声で叫ぶと、奥村巡査扮するヒーローが登場。不審者を糸で絡めたり、刃物による攻撃をかわしたりして撃退するという筋書きだ。寸劇の前に別の署員が「知らない人に付いていかない」「すぐ逃げる」など、身を守る方法を説明している。

 奥村巡査は「言葉だけの説明より、もっと分かりやすく伝えたい」と寸劇を思いついた。ファンだったスパイダーマンの衣装を海外から取り寄せ、約1週間で脚本を書いた。

 7月から管内の小学校などの防犯講習で寸劇を披露している。上板町西分の東光学童保育ゆめっこクラブの講習では、高さ約3メートルの天井から飛び降りて登場し、児童から歓声が上がった。安藝奈菜子さん(11)=東光小5年=は「すごい迫力だった。いざという時は大声で助けを呼びたい」と話した。