板東静子さん

 「子どもたちの英語教育に役立ててほしい」―。阿波市阿波町大次郎の住宅型有料老人ホーム「わか葉」に入居している板東静子さん(101)が、自身の貯金を崩して市に500万円を寄付した。相続する子どもがおらず、「余ったお金を次世代のために」と市に申し出た。

 板東さんは旧阿波町出身。看護師や保険外交員として長年働き、3月から老人ホームで暮らしている。

 50代の頃、米国の病院へ1年間研修に行った経験があり、英語の重要性を感じた。今回の寄付の使い道として英語教育を指定したのも「社会に出てから役に立つ」との思いからだという。

 老人ホームであった寄付金の贈呈式には、藤井正助市長や市職員、板東さんの親族ら約10人が出席した。市は英語教材の購入費に役立てるとしており、矢田正和教育部長は「大変ありがたい。小学校を中心に、広く活用させていただく」と話している。