国土交通省は4日、徳島自動車道の藍住インターチェンジ(IC)―川之江東ジャンクション(JCT、愛媛県四国中央市)間の約55キロを含む、2車線の対面通行で暫定運用している全国の高速道路122区間約880キロを4車線に広げる方針を決めた。財源を確保しながら順次着工し、10~15年かけて完成を目指す。鳴門JCTから川之江東JCTまでの徳島道(総延長約106キロ)の2車線区間約70キロの8割近くが解消に向かうことになる。

 藍住ICから川之江東JCTまでの距離は約87キロで、一部の追い越し車線などを除き、約6割に当たる約55キロが2車線区間だった。このうち、脇町IC付近から東へ約7・5キロの区間は2020年度の完成を目指して既に着工済みで、脇町IC付近から西へ約4・8キロも国の事業許可を受けている。

 国交省は渋滞や死傷事故の頻度、工事以外の原因による年間通行止め時間などを考慮し、約1600キロの中から優先整備区間を選定した。徳島道のうち、藍住IC―鳴門JCT間(約19キロ)の2車線区間約15キロは選ばれなかった。

 国交省は交通状況の変化を踏まえ、3~5年後をめどに対象区間の追加を検討する。当面4車線化が見込めない区間では、事故防止のためセンターラインにワイヤロープ式防護柵を設置するなどの対策を講じる方針だ。

 徳島県高規格道路課は「これまで政策提言してきたことが具体化された。今後も全線4車線化に向けて要望を続けていきたい」としている。