特徴的な動作を繰り返しながら太鼓をたたく保存会のメンバー=美波町赤松

 美波町の指定無形民俗文化財・赤松神踊りが、円通寺(赤松)の境内にある「阿地屋十一面観世音菩薩」前で奉納された。

 赤松神踊り保存会のメンバー13人が境内に円を描いて並んだ。歌に合わせ右手を高く上げて振り下ろす、特徴的な動作を繰り返しながら太鼓をたたいた。

 神踊りは神仏の恩に感謝して五穀豊穣を祈る伝統芸能。赤松地区に約400年前から伝わり、基本となるリズムから「テンテコテン」とも呼ばれる。

 かつては地域単位で奉納された。後継者不足などで廃れ、現在残っているのは阿地屋、栗作の2地域のみ。保存会の東浦治会長(88)は「後継者を増やし、各地域で復活させたい」と話した。