四国大生が提案したそば米のパッケージデザイン

四国大生が提案したそば米のパッケージデザイン

 つるぎ町の急傾斜地で生産されるそば米の販売用パッケージのデザインを考案していた四国大の学生らが、同町貞光の道の駅・貞光ゆうゆう館で、出来上がったデザインの提案会を開いた。地元住民ら25人が感性豊かな若者の提案に耳を傾けた。

 同大生活科学部生活科学科デザインコースの5人は、急傾斜地をイメージした三角柱、穀物を測る升、ソバの花や剣山をモチーフにした紙箱など、10点のデザインを提案した。

 参加者からは「箱の中身が見えた方が買い手は安心感がある」「米ではなく、ソバの実であることを強調しては」といった意見が出た。10点のうち、4点を手掛けた小川菜々さん(21)=3年=は「お客さんに手にとってもらえるように、柔らかいイメージを心掛けた」と話した。

 短期大学部人間科学科食物栄養専攻の学生は、地元産雑穀入りの焼きドーナツ、パウンドケーキのオリジナルレシピを紹介。参加者に試食してもらった。

 同町のソバ農家でつくる「つるぎ雑穀生産販売組合」は、今回提案されたパッケージデザインを一部取り入れ、月内にも貞光ゆうゆう館で売り出す。