パネル討論で質問に答える登壇者=徳島大蔵本キャンパスの大塚講堂

 徳島県民がんフォーラム(県がん診療連携協議会など主催、徳島大学病院がん診療連携センター、徳島新聞社共催)が8日、徳島市の徳島大蔵本キャンパスであった。参加した約600人は、医師ら6人の講演を通じて、患者支援などへの理解を深めた。

 徳島大学病院がん診療連携センターの武知浩和特任助教は「がんが進行しても、緩和ケアで患者の苦痛を和らげ、生活の質を向上させられる」と指摘。患者が判断能力を失った場合に備え、希望する医療方針を周囲に示しておく「アドバンスケアプランニング(ACP)」の重要性を強調した。

 徳島赤十字病院薬剤部薬事管理課長で、がん専門薬剤師の組橋由記さんは、抗がん剤治療をテーマに講演した。「副作用で困っていることを医療者に伝えることが大切」と訴えた。

 事前に募った質問に登壇者が答えるパネル討論もあった。組橋さんは薬との上手な付き合い方について「薬による体調の変化を記録するのが大切」と答えた。