徳島地検

 2018年11月、車の助手席から降りた女性をひいて重傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで書類送検された佐那河内村の男性(27)を徳島区検が不起訴処分としたのに対し、徳島検察審査会は「不起訴不当」と議決した。議決は11日付。

 女性の代理人らによると、男性は18年11月4日午後4時50分ごろ、阿南市領家町のコンビニ駐車場で車をバックさせた際に、助手席から降りて転倒した同市の元交際相手の女性(46)をひき、左腸骨骨折などで3カ月のけがを負わせた。男性は19年2月6日に不起訴処分となり、女性は処分を不服として4月24日付で検察審査会に申し立てた。

 議決書によると、女性は男性から金銭を脅し取られそうになり怖くなって車を降り、助手席のドアに押されて転倒。男性は調べに対し「全く気付かなかった」と供述していた。これについて検審は「音や振動がしたはずで、供述には疑問がある。注意義務に欠けた運転だ」と指摘し、再捜査を求めた。

 徳島地検は「再捜査する予定」としている。