徳島地検

 昨年11月、勤務先の保育園で女児にわいせつな行為をしてけがを負わせたとして、強制わいせつ致傷の罪に問われた県内の元保育士の男=犯行当時(28)=に対する裁判員裁判の論告求刑公判が12日、徳島地裁であり、検察側は懲役5年を求刑した。

 検察側は論告で「犯行は継続的な性的虐待の一環として行われ、発覚しなければ繰り返された。保育士の立場を利用して犯行に及んだ態様は強い非難に値する」と指摘した。被害者参加弁護士は「女児は拒絶の意思を示しながらも周囲に被害を言えなかった。つらく苦しい思いを理解してほしい。懲役8年が相当だ」と意見陳述した。

 弁護側は最終弁論で「被告は当時、仕事上のストレスを抱え込み、冷静に物事を考えるのが難しい状態だった。深く反省し、更生の意志も固い」などと執行猶予付きの判決を求めた。